神は存在するのか。。

朝、日本からの国際電話で叩き起こされ、
予定より2時間早く帰路につくことに。 
帰りの飛行機は、気流の関係か良く揺れる。。
エアポケットとかで垂直Gが掛かると寝不足の体がきしむ。。
おいらだって眠れぬ夜もある。。

寝付けない異国の寝床でいろんな事考えてた。。
教え子達の進路の事・・
卒業は終着点でなくスタートラインなのに、
進路が決まった途端、実習補習に出てこない何人かの生徒達の事。。

そんなんに思考が滞ると、また違うこと考え出す。。
音符の羅列・・異国の地で耳にした異質の音階・・
脳裏に浮かんだフレーズに、重なるはずのリトルレディ
浮かんでは消える切ない音符達・・

窓の外を眺めながら煙を浮かべると
徐々に繋がってゆく音の破片達。。
鍵盤に見立てた机上で確認する指先。

夜が白み始める時を迎えた。。
夜と朝の狭間のこの時間がスキだ。。
漆黒の空間で柔らかに照らしていた月明かりは
徐々に眩しい光の束に掻き消されてゆく。。

脳裏に散乱していた音符達が
様々な世界を描く時間が終わりを迎える。。

朝食を強制的に胃に流し込む。。
部屋に戻りmobileを開きメールを見る。。
先日首都高でアスファルトに叩きつけられた
仲間の訃報を目の当たりにする。。
池袋に程近い街の、病院の跡取りだった彼。。

また一人。。
神はおいらから大事な人間を奪って行った。。