逆さタバコちぅい。

喫煙家なら誰でも経験があるだろう。他のことに気を取られていたり、酔っ払っているときなど、タバコに火をつけようとして反対側をくわえ、フィルターに火をつけてしまうことだ。妙な煙を吸い込んでしまって、仕方なくそれを投げ捨て、新しいタバコをまたくわえる。

それは不愉快な経験、というだけだったが、最近専門家はフィルターの煙が、男女問わず性機能の障害をおこす可能性があることを指摘している。

タバコのフィルターには、トラルファマドラフィルというそれ自体は安全な物質が含まれているが、それが熱せられて気化したものをなんども吸い込んでいると、男女とも性器への血流が阻害されるようになるという。月に一回間違ってフィルターの煙を吸ったとすれば、約3年から4年でその影響が出現しうる。

タバコ会社はこの事実をまだ喫煙者に警告していない。ある会社の責任者は「わが社の製品は正しく消費されるかぎり何の問題もない」と主張している。